新NISAが導入されて、非課税枠も拡大し保有期間の制限もなくなりました。使い勝手の悪かった旧NISAよりは使いやすくなりました。
旧NISAがいかに使い勝手が悪かったか?昨年10月次点で証券関係者の話では旧NISA口座の稼働率(実際に購入している比率)は57%、この数字が物語っています。
最近、良く新NISAをどのように使ったらいいか?と聞かれます。その際には、①20代から40代の方には投信などを余裕資金で20年位の期間で積み立て投資を、②50代以上で資金的に余裕のある方には単元株購入で3-5年の期間で投資を、③積み立て投資と併せて資金に余裕ができたところで単元株投資も行うようにする、そして途中で止めないこと、と答えています。もちろん、投資対象を間違ったと思ったら途中で他の銘柄に変更することはありですが、大事なことは何らかの形で継続することです。
月に5千円でも20年継続すれば120万円貯まります。これに銘柄次第で値上がり益を享受できます。もちろん途中で大暴落はありますが(今年も依然として年後半は注意と考えています)、積み立てなら暴落時の買いは平均買いコストを下げてくれます。積み立て投資は、何十年後に資金化したいのか(十年単位)、それを考えて目標を立てて行うといいと思います。丁半博打と違いゼロになる確率は低いですし、時間を味方につければ資金が増える確率の方が勝ります。
↑このイラストのイメージが基本ですね。さらに、余裕があれば、株式投信、債券、金など分散で積み立てできれば尚いいでしょう。
今後、自身で資産運用を行うか否かで将来の資産状況はかなり差が出る事は間違いありません。
最後に参考になるかどうかは分かりませんが、この十年間で記者が実際に旧NISAで行ってきた結果をお見せします。
運用方針は、①資金150万円(上限)をペット関連株を中心に投資、②投資期間は3年間として各銘柄ごとに10-30%の利益目標を設定して利益確定(または損切り)を実行(旧NISAの非課税期間は5年なので余裕を持って)としました。
SMBC日興證券で行った実際の成果です。現在含み損が344千円ありますが、それを除けば1,032千円の売却益と258千円の配当を得ることが出来ました。本誌で取り上げている銘柄群はずいぶんと貢献してくれました。
ちなみに含み損は以前にステムケア(犬のヘルニア治療薬)で取り上げていた大日本住友製薬(現 住友ファーマ)とアイン(これはペット関連株投資限定という禁を破って痛い目に)です。どこで損切りするか迷っています。
今年はいきなりの日経暴騰劇でついて行けずですが、これからも運用は続けていくつもりです。
新NISAは期間制限もなくなりますので、有望なペット関連株はさらに長期で保有できると思います。今後ともペット関連株投資について取り上げていきますので、本誌が皆様の参考になれば幸いです。
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