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2019年01月号

2018年の振り返りと一口コメント

2019年01月25日 08:29 by K-Tamaki

 2018年は、10月初めに日経平均が27年ぶりの高値を奪回、そこから一転急降下で年末にかけて急落。特に12月25日には、「ブラック・クリスマス」と揶揄されるほどの暴落に見舞われました。その中で、本誌に登場する会社群の株価はどのような推移をたどったか?、下記のチャートで見てみましょう。このチャートは、2017年末を100として、その後1年間の推移を表示しています。尚、月次の数値はすべて月末営業日の終値としています。

まずは、大型株に分類される、イオン、ユニ・チャーム、大日本住友製薬です。

①大日本住友製薬

本年度の業績見込みは、対前年比経常利益ベースで△35.1%(減益予想)ながら、直近の決算発表(10/30付)では、中間決算で経常の対計画比進捗が68.4%と会社計画に対して順調に推移していることを発表しました。しかし、株価急騰の材料は、本誌で何度も取り上げた「ペットの再生医療」です。昨年12/28日付け日経13面でも、「ペットの再生医療は法規制が人間のそれよりも緩く、先行して進められている」と大々的に取り上げられていましたが、まさにペット版再生医療の一番手として、その実現と収益化の期待から買われ、株価は昨年末比で倍化しています。

②イオン

本年度(2月決算)の業績見込みは、対前年+12.3%増益、1/9日付発表の第三四半期は、対予算比進捗+46.2%でした。傘下の全ての事業が黒字化、今期計画の進捗もまずまずですが、12月は全体相場の暴落に巻き込まれたこともあり、かなり下げています。これは2019年度に消費増税が予定されており、小売業にあたるイオンはその影響をかなり受けること(中小企業のような優遇措置もなく、2020年度は業績が悪化すること)を織り込みに行っているためと考えられます。

③ユニ・チャーム

 本年度(12月決算)の業績見込みは、前年並みを予想しておりましたが、11/5付発表の第三四半期が進捗率+79.5%となり上方修正の期待から11月にかけて株価は持ち直し、昨年を上回る実績となりました。ユニ・チャームの主力製品、紙オムツは主戦場が中国、米中貿易戦争激化予測を受けて、10月末にかけて失速するも、決算発表で今期の業績面の影響がさほどなく、むしろ増益が期待されるとの確証を得られたため、年末にかけて株価は持ち直しています。

以上の3社は、いずれもペット事業は全体の一部にすぎない大会社、市場で大型株に分類される会社です。昨年は、大型株への投資が成績が良く、これらすべて日経平均を上回る好成績となっています。では、次章では中小型株についてみていきます。

 

 

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