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2022年11月号 vol.2

日本動物高度医療センター、アレンザとバロー

2022年11月21日 10:24 by K-Tamaki
2022年11月21日 10:24 by K-Tamaki

日本動物高度医療センターの中間決算は、売上+33.3%、経常+58.5%、進捗率+54.6%でした。通期計画は売上3,860百万円に対して実績1,915百万円、経常540百万円対して295百万円ですからほぼ計画通りの推移です。その他の数値データでは、初診数3,837件(+8.4%)、診療数(初診+再診)は14,009件(△0.6%)、手術数は1,151件(+14.6%)とのことでした。診療数は微減でしたが、初診数は増加しているのでそれほどの影響はないようです。

チャートは決算発表で抵抗帯を抜けましたが、2,000円超え後に下落、今後は2,000円前半での推移となりそうですが下値は1,900円で堅そうです。

では、次はペットショップを傘下にもつアレンザです。売上(営業収益)△5.7%、経常△17.3%、大幅減益ですが、進捗率は53.2%です。売上減少は当期から新しい売上認識(収益認識)の会計基準を適用したことが理由のようです。10月までの累計データでは、売上+0.3%、来店客数△3.9%、客単価+4.3%とのことですから、実態は前年並みを維持しているということです。中間配当は1円の増配(18円→19円)です。

 

チャートは上記のようにまだ抵抗帯にも達していません。コロナ渦でのペットブームを受けて大幅増益になったのが一昨年度、その後は大幅な収益の増減要因はないためこのような株価推移になっています。進捗率から見れば、順調に計画通りに推移することでしょう。それよりも少し気になるのは同社の親会社バロー(同社の発行済み株数の50.5%を保有する大株主)との関係です。

 バローは、中間売上+2.4%、経常△20.9%、進捗率も44.4%とさえません。チャート上も上記の通りの推移です。バローは岐阜県本社の中部地方が地盤の会社、それに対してアレンザは東北地方と中国地方(旧リックコーポレーション)に地盤があります。東証は親子上場の減少を模索していることも加味すると、バローによるアレンザのTOBもあり得るかもしれません。スーパー、ホームセンター等との併設が多いペットショップ、なんと言ってもイオンの存在感は絶大です。売上、経常進捗率がさえない今こそ、アレンザをTOBで完全子会社化して地盤を固めるということもあり得るかもしれません。その意味ではこの2社には引き続き注目しています。

 

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