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2023年01月号

ペット関連株 個別コメント その1

2023年01月21日 12:13 by K-Tamaki
2023年01月21日 12:13 by K-Tamaki

前章で米国と日本の概況をお伝えしましたが、本邦のペット関連企業の株価も総じて2021年末を下回っているものの、日経平均以上の戻りを見せています。後述しますが、アニコムだけは例外ですが・・

では、前章と同様のチャートを交えて一口コメントをお届けします。

 

1 イオン2,709円(12/30/21)、2,536円(1/13/23前年末比94%), 日経平均は28,792円(12/30/21), 25,822円(1/13/23, 90%)、

イオン、実は昨年12月末の株価は、2,783円(3%前年末を上回る水準)でした。それが年明けから急落、18日には2,486円まで下げました。その理由は13日に発表した第3四半期決算発表を観ればわかりました。日経新聞には過去最高益更新との見出しで紹介されていましたが(確かに経常は対前年比28.2%増)、嫌気されたのは対計画比での進捗率(53.8%)、さらには最終損益の赤字計上です。最終損益は不採算店舗の閉鎖による損失計上が主な理由なのであまり気にすることはありませんが、第3四半期で5割程の進捗では到底本年度の事業計画は達成できないと評価されたのです。決算発表は13日でしたが、これ、市場で早耳筋といわれる人たちが聞きつけていたようですね。年末年始の休みを挟んで12日連続の下げっぱなしでした。しかし、この下げは買い!とばかり記者は17日に購入しました。イオンは、最低でも5%の系列店で割引が得られる会員カードを株主優待としています。有配株(中間、期末とも1株18円、年36円配当)でもあり5%の系列店割引を換算するとこれから株価は戻りに入るはずです。傘下のウェルシアは業績好調ですし、配当を得て,かつ利益がでる種水準であれば一度売り、1月か6-7月に再度買い戻しで対応すればいいと考えています。

2 ユニチャーム 4,999円(12/31/21)、4,798円(1/13/23, 96%)こちらも昨年末は5,068円(101%)

 11月7日発表の第3四半期決算では、経常対前年比△10%、対予算進捗比率72.6%でした。前回のコメントで触れましたが、ユニチャームは外資系ファンドが売り買いを繰り返しています(パルナッソス、宮島氏)。配当権利が得られる12月末に向けて買い上がり、年始から利益確定売り、そしてまた6月に向けて買い上げていました。利益の進捗率などはそれほど評価できる水準ではないと感じますが、外資系ファンドの特徴は買い始めるとひたすら買う、売り始めるとひたすら売る!、そんな傾向が見られます。案の定、年明けから下げっぱなしでした。今期も同ファンドが買い上げるか否かはまだ情報を得られていませんが、昨年の推移を参考にすればこれから下げれば買い2月8日に発表する本決算で2023年度の業績予想などの内容を見て継続保有か否かを決めればいいと考えています。同社も年38円配当です。

3 あらた 4,405円(12/31/21)、 4,020円(1/13/23 91%)

経済専門チャンネル、日経CNBCで某コメンテーターが同社をペット関連として新たに取り上げていました(他の銘柄はほぼ本誌と同じ)。今回から本誌でも取り上げることにします。11月7日発表の第2四半期決算内容を見ると、ペット関連用品の売上は87,339百万円、これは全体売上445,220百万円の19.6%に相当、同社発表の売上セグメント別ではヘルス&ビューティ(化粧品等)の138,266百万円に次ぐ規模です。明らかなペット関連株といえるでしょう。経常は対前年比△8.6%、対計画比進捗率49.4%、次回の決算は2月6日の予定です。売上構等を観るとユニチャームと同等の同社ですが、特筆すべきは配当です。今期中間68円(前期より10円増配)、期末も同額で年136円配当。配当利回りならユニチャーム以上です。ちなみに同社は今後ペット関連事業としてペットの体調やライフステージに合わせたフードやおやつの提案を行うサービスを提供する予定とのことです。

ここで取り上げた3社は何れも大手、いわば成熟した企業群です。今後、日本の経済が右肩上がりとなればNISAでの継続保有で資産を増やせると思いますが、いかんせん・・コロナ渦あけのインバウンドは期待できるとはいえ日本は増税?、しかも利上げで経済成長は順調ではないでしょう。これら大手はM&Aでさらに盤石、スケールメリットをいかして成長する可能性はありますが、特段の材料がない限り、売り買いを繰り返して利益をあげればいいと思います。NISAで継続保有するなら中小型の今後も規模の拡大成長が望める企業群、ですね。

 

 

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