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2014年11月号 vol.3

愛猫との暮らし その1

2014年11月24日 23:25 by K-Tamaki
2014年11月24日 23:25 by K-Tamaki

では、経験談をお届けします。

まずは、

アメリカンショートヘア

東京都在住A.Mさん

「現在7歳になるアメリカンショートヘアの雄猫を飼っています。7年前に知り合いから、たくさん生まれてしまった子猫(生後6週間くらい)の里親を頼まれて引き取ったのがきっかけで飼い始めました。動物が大好きで、犬・モルモット・うさぎは飼ったことがありましたが、猫を飼うのは初めてだったので、すべてが新鮮というよりも驚きの連続だったと思います。トイレ用の容器と砂、猫用の小さいベッド、餌などを買いそろえ、迎え入れました。最初の何日かはミャーミャー鳴いて、おそらく別れた母猫や兄弟達を探していたのかもしれません。ペットボトルにお湯を入れて簡易型の湯たんぽを作って、軟らかい素材のタオルで包んで、ベッドに置いてやると温かくなって気持ちよくなったのか、すやすや眠ってくれて安心しました。猫はトイレのしつけが簡単と聞いていましたが、何度か粗相があって困っていました。トイレの場所を人通りの少ない静かに落ち着いて排便できる場所に設置し、コマメに掃除して清潔にしました。粗相した所は直ぐにここはだめと注意して、ニオイが残らないように掃除しました。ちゃんとできた時はその場で頭を撫でてよく褒めてやりました。」

→猫にとって、快適なトイレだったのでしょうね。

岐阜県在住R.Oさん

「何年か前、子供が捨て猫を拾ってきたことから猫を飼い始めました。アメリカンショートヘアという種類なのですが、買ってみて大変だったのが爪を研ぐ癖です。聴いたり調べたりしたところ、アメリカンショートヘアは自分の爪がいつも鋭くなるように爪を研ぐ習性があるとのことでした。初めて猫を飼うためそんなことも知らずに飼っていると、ある日アパートの壁が削られていてびっくりなのとショックで精神的にまいる日々が続きました。最初は怒ったり、ダメだよと教えたりしてやめさせようとしたのですが、爪研ぎは健康な証拠だそうでやめさせるわけにはいかず爪とぎ器があることを知ったので購入してみました。最初はやはり壁をガリガリしてなかなか使ってもらえませんでしたが、いつもガリガリしている壁の近くに置きなれさせていくと使ってくれるようになりました。たまに壁をひっかくので、そこには柱に巻くタイプの爪研ぎを貼ることで解消できました。猫ちゃんにも、飼い主にもストレスのない良い環境を作ることができて良かったです。」

→爪とぎの対応のいい例ですね。

 千葉在住K.Kさん

「数年前にわがままを言って父にアメリカンショートヘアの子猫を買ってもらいました。猫を飼うのは初めてだったのですが、子猫のうちはかわいくて躾の事までは全く考えてはいませんでした。そのうち気が付くと家中の家具や壁紙が荒らされるようになり、新築の家が無残にもボロボロになってきました。すべて猫の爪とぎのせいです。どうにかやめさせる方法は無いかと、祈るような気持ちで購入したペットショップに相談しました。ペットショップの店員さんのアドバイスでは、爪とぎ用の専用ダンボールなどを用意し、そこの場所で爪とぎをする以外は徹底的に叱るといいとのことでした。猫が人間の言うことを覚えるのか半信半疑の気持ちでしたが、早速その通りに実行してみました。すると、数日で躾の効果が出てきて、壁や家具での爪とぎはやらなくなりました。爪とぎをするのは猫の習性なので、専用の場所を作ってあげなかった人間が悪いのだと反省しました。猫の躾は人間も反省させられる部分が大きいのだと実感しました。」

→この方も爪とぎで苦労されたようです。

福岡県在住H.Kさん

「我が家にやってきたアメリカンショートヘアの子猫は遊ぶのが大好きで、いろいろなところで爪をガリガリと研いでしまうのがくせでした。私のセーターや、絨毯、柱もあっという間にぼろぼろにされてしまい、困ったのでホームセンターで爪研ぎ用の段ボール製品を買ってきたのですが、なかなかそれでは爪を研いでくれませんでした。段ボール製品が爪研ぎ用のアイテムだと教えるために私がとった方法は、私がまずその段ボールでがりがりしてみせることでした。猫が絨毯とかで爪研ぎをはじめるたびに、私は段ボール製品に駆け寄って、爪をたててガリガリ音を立てて見せました。家族からは何も人がしてみせなくてもいいのではないかと笑われたのですが、なんどかやっていると、猫は音にまず興味をもってくれたみたいで、寄ってきて、私の真似をして段ボールで爪を研ぐようになりました。それからは段ボール製品以外で爪を研いだら叱るようにしました。そうしたら一ヶ月後ぐらいには、段ボール製品だけで爪を研いでくれるようになったので、とても嬉しかったです。」

→お手本を見せる?、なかなかユニークな躾方法ですね(^_^;)

 兵庫県在住M.Sさん

「私は8年、雑種のアメリカンショートヘア風の雄猫を飼っております。我が家に猫がやってきたのは妹が捨て猫を拾ってきた事がきっかけでした。何分初めてのペットだったので家に来る前から病気を取り除く為に獣医さんの下に走るなど、大変でした。しかし、迂闊にも一番大切な去勢を忘れていたのです。何故、去勢を忘れてはいけないのかと申しますと、猫はある程度大きくなると自分の縄張り確保の為にマーキングというオシッコをし、自分の匂いをあちらこちらに残そうとするのです。これがとても臭く、消臭剤をふっても中々落ちない上に夜になるとあらゆる所にマーキングをします。ソレに加えて主に秋と春に発情の夜鳴きをします。この夜鳴き行為を行うのが夜中なのでうるさく寝られません。匂いと騒音でイライラが募りあんなに可愛かった愛猫が嫌いになってしまいます。これから猫を飼う方はムリに去勢をするなんて可愛そうだという必要以上の同情心を持たずきっちり去勢をしてあげ、しっかり家族の一員として迎え入れてあげる事をお勧めいたします。」

→去勢、賛否両論ありますが、非常に参考になる経験談です。

 埼玉県在住K.Sさん

「ペットのしつけは、一緒に生活をしていくことで必要不可欠です。犬のしつけはよく聞きますが、猫だってしつけが必要な時があります。特にトイレです。どこでもトイレをすることを許してしまうと、家の中がすべてトイレになってしまいますからこそ、一か所にトイレを置き「ここがあなたのトイレですよ」と理解してもらう必要があるのです。私が一緒に住んでいる、アメリカンショートヘアのメス猫さんもその奮闘を致しました。まずは、最初にした排泄物を、猫さんのトイレにしばらくおいておき、そこに猫さんを連れてきて、においを覚えておいてもらいました。これを繰り返していくうちに、猫さんも「ここが私のトイレだわ」と理解してくれました。これでしつけは完成!と思ってはいけません。きちんとトイレが出来たら、「ちゃんとここでトイレで来たんだねー偉いねー」と、頭をなでなでしたりして褒めれば、今後も猫さんはそこでトイレをしてくれるようになるのです。気持ちよくしつけること、これが大事だと、私は思います。」

→猫にも褒める効果があったのですか??まるで犬と同じような躾ですが、上手くいったなら結果オーライですね。

 大分県N.Kさん

「友だちの家で生まれたアメリカンショートヘアの子猫が家族になってちょうど一年がたちました。猫は何度か飼ったことがあるのですが、いつも出入り自由にしていて、あまり手が掛からなかったのです。でも今回の子猫は事故や怪我が怖くなったので、完全室内飼いにしました。  室内飼いで困ったのは、トイレのしつけと爪研ぎのしつけです。どちらも外飼いの時は自由にさせていたので、決まった場所でするように教えるのは初めてでした。トイレはすぐに覚えてくれたのですが、爪研ぎはなかなか覚えてくれなくて、あっというまに家の中の絨毯や家具がぼろぼろになってしまいました。  困っていたらペットショップの店員さんから教えて貰ったのが、「またたび」が含まれた粉や液を爪研ぎ専用のアイテムにふりかけることです。猫は「またたび」の匂いにさそわれて自主的にやってくるということだったので、さっそく試してみたら驚くほど効果がありました。今では爪研ぎ専用アイテムの上で寝転がったまま爪研ぎをしたりしているので、その可愛い姿に癒されています。」

→猫に「またたび」、少量ならいいようですが・・・量が多すぎると危険なこともあるそうです。


 

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