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2014年11月号 vol.3

愛猫との暮らし その3

2014年11月24日 23:28 by K-Tamaki
2014年11月24日 23:28 by K-Tamaki

さらに続きます。

大阪府在住N.Nさん

「我が家では猫を飼っているのですが、ある日、猫が夜にニャーニャー鳴くようになりました。結構大きな声で鳴くので、近所迷惑なのも気になるし、何より自分たちが起こされて寝られないのです。  避妊手術もしているので、盛りがついて鳴いているわけでもないようでした。いろいろ調べてみると、猫の性質に原因があるようでした。猫は夜行性なので、夜に動き出してしまう傾向があること、そして、かまって欲しいというサインの可能性もあるということでした。  そこで、解決策として、夜寝る前に、思い切り遊んでやることを思いつきました。子供といっしょ、疲れさせて寝かせる作戦です。うちの子はボール遊びが大好きで、それを投げるとジャンプして取ろうとするのです。上下運動をさせることでかなりストレスも発散できたようで、いまでは夜はわたしたちと同じ時間に寝るようになってくれました。猫も子供のように、たくさん遊んであげて疲れさせないと、ストレスがたまるということがわかりました。」

→思いっきり遊んであげる、猫のストレス解消には一番の方法です。

福岡県在住T.Kさん

「保護された猫の里親捜しもやっていらっしゃる猫カフェでお迎えしてきた我が家の猫は雑種です。でも今まであまり人と触れあったことがないみたいで、人を見るとすぐ威嚇してしまう猫でした。だからこれから人と一緒に暮らしていくにあたり、人になれるようにしつける必要がありました。でもエサをあげようとしても、抱き上げようとしても牙を剥いて威嚇してくるので大変でした。子猫なので爪も鋭く、また噛みつかれると手に穴が開いてしまうような状態だったので、できるだけこちらの方から近寄るのではなく、猫の方から近寄ってくるまで待つようにしました。特に食事の時は決まった場所をエサの場所にし、エサを入れた状態で猫に声を掛けて近寄ってくるのをじっと待ちました。最初は人が近くにいる状態では絶対に食事しなかったのですが、一週間を過ぎるころから、人がいても平気で近付いてきてエサを食べるようになりました。  最初から懐いている猫もいいと思うのですが、徐々に懐いてくるのも野生の動物を飼っているというイメージでなかなか楽しかったです。」

→決まった場所に食事、縄張りを認識して猫も安心できたのでしょうね。

兵庫県在住T.Sさん

「我が家には、ノラネコだった猫がいます。子猫の時に、一人でいたところを保護したのですが、ノラの習性があるのか食べることにどん欲で困っています。というのも、夕飯時になるとまさに泥棒猫のごとくつまみ食いをしようとします。猫にとって有害な食べ物もあるので、これはしっかりとしつけしていかなければと思っていました。最初のころはすぐに机に上って食べたがって大変でした。どうしても甘くなりがちで、食べさせてやりたい衝動に駆られることもありました。でも、この子の健康のためと思って、割り切ることにして、机に上ったらすぐに下す、手を目の前に出して制止するというのを何度か繰り返していました。成長したことも大きかったと思いますが、テーブルには乗らなくなりました。もちろん目を離したすきに上ってしまうこともあるので、自分たちがご飯を食べるときには家族の誰かがテーブルの周りにいるか、いないときにはならべないように気を付けました。」

→ビックリさせてその行動をさせないようにする、これは効果的です。

佐賀県在住T.Sさん

「半年前に買い始めたうちの猫は動物愛護団体の里親捜しイベントで巡り会った雑種の子猫です。生後三ヶ月ぐらいで我が家にきたのですが、その時は階段を上がることができなかったので、リビングだけで飼っていました。しかし段々と大きくなってきて階段をあがれるようになり、力も強くなってドアを自分で開けるようになってからは、家中の部屋を荒らし回るようになってしまいました。特に困ったのは、あちらこちらで爪研ぎをしてしまうことで、すぐに絨毯や柱が傷だらけになってしまいました。ネットで解決策を探してみたら、ちゃんとした爪研ぎ用のアイテムで爪研ぎをするようにしつけることが必要だと書いてあったのでさっそく最寄りのホームセンターで段ボール製の爪研ぎを買い、爪研ぎをしそうなそぶりをみせたら、急いで抱き上げて段ボール爪研ぎでさせるようにしました。最初は自主的に段ボール爪研ぎのところに行くことはなかったのですが、何度かやっていると、絨毯や柱よりも爪研ぎ専用のアイテムの方が爪研ぎをしやすいと判ってくれたみたいで、絨毯などが痛まなくなりました。おかげで今は部屋の中が荒れ果てているということもなくなり、きれいな状態です。」

→この方も、爪とぎに上手く対処できた例ですね。

福岡県在住K.Yさん 

「私は生まれた時から家に猫がいるので当たり前の生活をしています。しかも、常に5,6匹いるのが当たり前といった感じで、首輪もなく家の内外を自由気ままにうろちょろしているのが当たり前だと思っていました。しかし、ある時期に子猫が1匹だけになったのを機に、外に出すことをやめて、家の中だけで飼うようになったのです。犬と違ってトイレやご飯を覚えられるかが心配でしたが、数回教えただけでちゃんと習慣になっていました。小さいころに教えるって重要だなって思いました。たまに外に綱をつけて出してあげても、トイレはできないし、食事もキャットフード以外のものは食べないのです。魚も食べたことがないから、テーブルの上に出していても全く興味なしで、躾けるとこんなに違うのだなと、我が家のねこながら感心した次第です。今ではすっかり大人猫になってしまいましたが、隣近所からも苦情も一切なく、反対にきれいでかわいい猫だねとかわいがられています。ペットにも躾は大事ですね。」

 →凄い、個体差はあるのでしょうけど、何か特別な教え方をしたのでしょうか?それともこの子が天才?うらやましいお話です。


 さて、これからは、多頭飼いをしている方(二匹以上の猫を飼っている方)のお話です。 

北海道在住M.Tさん

「MIXの猫の姉妹2匹と暮らすことを決めた時、躾についてはあまり大変だとは思っていませんでした。初めにトイレの躾ですが、これはトイレの砂の場所を認識させることでそれほど大変ではありませんでした。一番大変だったのは爪とぎなのですが、目を離すとソファーや壁、襖など所構わず引っ掻いてしまいます。それも2匹なので1匹がすると、もう1匹も真似してやりだし、あちこちボロボロになってしまいました。ちゃんと猫専用に爪とぎを購入して置いても他の場所で研ぐ為、やっているところを見たら、とにかく叱って止めさせ爪とぎの場所へ連れて行き研がせることを繰り返すと、やっと専用の爪とぎでするようになりました。次に大変だったのは子猫の時に夜中に2匹で大運動会を始めることでした、とにかくドタバタと走り回ったりジャンプして高い所に上がったり下りたりの大きな物音で寝不足になるほどでしたが、ケージに入れるのは嫌だったので、一晩猫たちがいる居間にいて騒いだら叱ることを繰り返すと、あまり騒がなくなりました。それから昼間に沢山一緒に遊ぶことで夜は静かに眠るようになりました。今は17歳になり寝てばかりですが大切な私の家族です。」

→二匹だと爪とぎの躾は、大変そうですね。夜中の大運動会は、きっとストレス解消のためだったのでしょうね(昼間に沢山遊んであげることは大事ですね)。


広島県在住Y.Uさん

「今家で猫のベンガルをかっておりしつけで苦労したのはトイレです。はじめは1頭でトイレもわりと上手くいっていました。しかし猫の頭数が2頭、3頭と増えていくと同じようにトイレのしつけをしても上手くいかなくなり、家中あちこちにするようになってしまい大変苦労しました。  解決法をいくつか試しましたが、そのなかで一番うまくいった方法まず紹介したいと思います。それは猫の頭数だけ猫トイレをおくことです。人間でもトイレはきれいなところでしたいのと同様にきれいなところでしたいようで、そこで猫の頭数だけトイレをおくとトイレをきれいに保ちやすくなります。また猫には縄張りみたいなものがあり他の猫が使ったトイレはあまり使うことはなく、また1度そのトイレでするとそこでするようになり、その結果上手く猫はそれぞれのトイレでするようになりました。少し家の中のスペースは減りますが、トイレはしっかりできるようになります。また別の方法としては猫がトイレ以外でしているところにトイレしにくいように物を置くというのも効果がありました。猫のトイレで困っている人は試してみてください。」

→トイレを頭数分そろえる、なかなかうまいやり方です。参考になります。

 


 

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