多頭飼いの方の経験談が続きます。最後の方は、犬との多頭飼いの経験談ですが・・・・
千葉県在住 S.Hさん
「今年の春に道端に捨てられていた仔猫3匹を保護し、我が家で飼い始めました。生後数週間は経っていると思われ、我が家に来た時から仔猫用のドライフードを食べてくれましたが、排せつ動作は教えてあげる必要があり、1か月ほどは猫砂以外の場所で排せつしてしまったため、排せつ物を猫砂に入れて匂い付けをし、そこがトイレであることを気長に教えるしかありませんでした。この時、決して怒ったりせず、優しくトイレの存在を教えてあげることで、仔猫達は人間を怖がることなく覚えてくれたと思っています。ただ、猫砂箱が1個しかなかったので、いきなりの多頭飼いとなったことから、トイレを覚えてからは1匹が用を足していると、他の猫がちょっかいを出したりするので、それを監視する苦労が初めのうちはありました。3匹のうちの1匹は、感染症で片目に目やにが出続けていたので、手作りのエリザベスカラーを作成し、保護した翌々日には動物病院を受診しました。点眼薬を処方され、最初のうちは体力も下がっていたので、点眼が楽だったのですが、だんだん病状が回復するにつれて体力がついてきたので、嫌がる点眼をタオルで包んでしたことが、今となっては良い思い出です。」
→人間を怖がらせない、これは、重要なポイントです。
奈良県在住M・Uさん
「我が家では17年猫を飼い、現在老猫を3匹飼っています。 猫は爪を研いで壁をボロボロにし、そこら中で吐いてしまうので家が傷むと嫌う人もいますが、対策さえしていればある程度の回避は出来るのです。家猫ならば爪が伸びたら定期的に爪を切り、爪研ぎ場所を設置。吐くのも原因があるのでそれを突き止めれば吐く回数も減らせますし、用は飼い主の心遣いにもよるのです。しかし大人しく言うことを聞いてくれる子達ばかりではありませんよね。叱るにしても、叩いて叱るのはなんだか気が引けるので、我が家では聞き分けのない時は軽く鼻を弾いたり、猫が少し嫌がる事をしたりして、これは駄目なのだと覚えさせました。 トイレをあちこちでしてしまう子には自分がしたオシッコの臭いを嗅がせるといいとあり実践しましたが、原因は多頭飼いの為のトイレの臭いによるストレスだったらしく、反省した事があります。それからは叱る前に原因がこちらにないか考えるようにしています。」
→確かに、原因が人間の方にある場合もあります。参考になるご意見です。
福岡県在住T.Mさん
「私は家ではアメリカンショートヘアの3匹のネコちゃんを飼っています。ネコは自由奔放な生き物なのでしつけを気にすることはあまりないのですが、飼い始めたときにどうしても覚えてもらわないといけないのがおトイレの場所です。飼い始めた最初のうちはネコ用のおトイレを買ってもその場所でおトイレしてくれませんでした。ところかまわずしてしまうのでおうちの中が汚れ放題になってしまいました。 私はネコちゃんにおトイレの場所を覚えさせるためにネコちゃんの様子を観察していました。ネコちゃんが床ずっと座り込んでおトイレしそうな様子を見せるとネコちゃんを抱えておトイレのところに連れて行き、ここがおトイレの場所だよということを少しずつ覚えてもらいました。慣れないうちは飼い主である私もネコちゃんがただ座っているだけなのか、おトイレしたいのかがよくわかりませんがおトイレに連れて行くうちにだんだんおトイレに行きたいかどうかがわかってきます。ネコちゃんが場所を覚えてくれるとそれからは自分で行ってくれるようになります。 おトイレのしつけは大変でしたが今はネコちゃんたちと楽しく仲良く暮らせています。」
→観察することは大事ですね。そう、トイレって行きたそうなときはなんとなくわかりますよね。
岐阜県在住Y.Yさん
「我が家には今現在猫が3匹います。完全室内飼いをしていますが、玄関を開けると猫が飛び出してきてしまうことがありました。家の前には交通量の多い国道があるため、室内飼いの猫が外に出ると車に驚いて事故にあう危険があります。玄関を開けても猫が飛び出さなければ家からの脱走は阻止できるので、まずは玄関先に降りないように躾を始めました。とはいえ、猫のことですから口で言っても、どんなに叱ってもわかるはずがありません。ふと思いついたのが、猫の場合、目の前で手のひらをパーの形に広げると気の弱い猫なら逃げますし、そうでなくとも一瞬立ち止まります。そんな性質を利用して、玄関を開けるときについてきた猫に向かって、猫の目の前に手をパーの形に広げ『ダメっ』と、きつめに言うことを繰り返しました。猫の目の前をふさぐ人の手と、普段とは違うきつい言い方で「この先に行ってはいけない」ということを教え込みました。躾はどんなものでもそうですが、とにかく根気よく繰り返すことが大切です。できるだけ叱る必要がないように暮らすためにも躾は大切です。」
→手のひらを広げて、猫をびっくりさせて止めさせる。猫の性格をよく理解した方法だと思います。参考になります。
京都府在住O.Nさん
「うちの家では猫を2匹飼っているのですが、そのうち1匹が粗相をするようになりましたいままで普通に過ごしていたのに、急に粗相をするようになり何か病気ではないかと思ったりもしました。しかし、原因がわかりました。トイレの砂がどうも気に入らなかったようで、トイレ砂を2週間前に別のものに変えたのですが、そのあとから粗相をするようになりました。猫なりに自己主張をしていたのです。まずは猫のご機嫌を取るために、優しくなでたりしながら、前のトイレ砂に変えたトイレに連れて行きました。粗相をした部分は徹底的に臭いを消して掃除をしました。少しずつ、トイレでまたするようになってくれました。いまでは、以前のように問題なくトイレでするようになりました。言葉を話さないなりにでも、しっかりとわたしたちに伝えているわけですが、病気の可能性もあったわけですから、安易な判断はいけませんので、これからも日頃から彼らの様子をちゃんと見て行こうと思います。」
→この方も上手く対処しています。参考になります。
長崎県在住H・Hさん
「我が家には現在13匹の猫がいます。みんな捨てられていた子達で、茶トラにサバトラ、八割れに黒猫と、色柄は様々で、それぞれ性格にも個性がありおもしろいです。猫を保護した際、最初に躾けるのがトイレですが、猫はトイレに関しては覚えが早く、一度トイレに誘導しただけでほとんど覚えてしまいます。そのため、あまりトイレの苦労をしたことがありませんでした。しかし、唯一手こずった子がいます。どんなにトイレに誘導しても、いや~!と逃げ出し、畳の上や衣類の上、はたまた布団の上で用を足してくれるのです。こんな子もいるのか、と初めて挫折を味わいました。必然的にその子ばかりを観察するようになり、しそうだな、と思うとすぐさまペットシーツを敷いていましたが、それですべての被害が免れたわけではありません。このまま覚えてくれないのだろうか、と半ばあきらめていたのですが、別の子猫がトイレを使用している時、真似してごらん、と一緒に入れてみると、迷っている様子ではありましたが、ちゃんとそこでしてくれたのです。それからはもう失敗なしで過ごせています。」
→13匹ですか・・・凄いですね。爪とぎの躾は大丈夫だったのか気になるところです。
大阪府在住M.Mさん
「一年ほど前、犬の散歩をしている時に、汚れて衰弱した雑種の子猫を見つけました。家に連れ帰って、病院に連れて行くなどして世話をしているうちに愛着がわいてしまい、家に犬がいるというのに飼うことになってしまいました。猫を飼ったことなど一度もなかったので、最初はインターネットで調べながら手さぐりの状態だったのですが、もともとどこかで飼われていたようで、トイレのしつけも全く必要なく、「ここがトイレよ」とトイレの上に乗せて教えただけで次からはきちんとトイレで排泄するというお利口さんぶりに吃驚しました。とても賢い子なのですがやんちゃぶりも半端なく、元気になってからは家中を駆けずり回ってどこにでも飛び乗り、叱っても言うことを聞かなくなってしまいました。色々と対策を考えた結果、猫はメントール系の匂いを嫌うということを思い出し、試しにメンタムの軟膏のふたを開けて、飛び乗ってほしくない場所に置いてみたところこれが効き目ばっちりでした。嫌な顔ですぐに飛び降り、以後はメンタムの容器があるところには飛び乗らなくなりました。」
→飛び乗って欲しくないところに、猫の嫌がるものを置く、上手な躾かたです。愛犬とは、上手くやれているのでしょうかね、気になるところですが、きっと大丈夫なのでしょう。
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