この会社は、連携先の動物病院からの紹介状を持つ患者さん(犬猫)に最先端の(人間並みの)高度医療を提供することを生業としています。連携している病院では治療が困難な病気の治療を行います。
連携病院は、全国で3,664件あり、会社のHP(日本動物高度医療センターで検索)に各県・地区ごとに掲載されています。貴方の通っている動物病院は?、ぜひ一度確認してみるといいでしょう。
昨年度の総診療数は、16,023件とのことです。昨年度の売上が、約18億9千4百万円ですから、単純に計算すると1回の診療あたり11万8千円ほどになります。実際は、個々のケースでもっと高額になることは多いようですが、愛犬愛猫の命が助かるなら、きっとペットを愛する人は支払いをいとわないでしょう。
会社の実態は、高度先進医療専門の動物病院ではありますが、他に同業で(人間の病院でも)株式上場している企業はありません。動物医療は関心のある分野でもあったので、記者は、即、(上場と同時に)株主になったのです。
では、総会を覗いてみましょう。
場所は、”かながわサイエンスパーク”、最寄駅は、JR南武線武蔵溝ノ口です。記者は、この駅に降り立つのは初めてでしたが、駅を出てからは会社のプラカードを持った案内役がいて道に迷うことはありませんでした。
建物の前にも、案内役の方がいました。小さなプラカードを持った女性の方がそうで、後ろの立て看板は、同じビル内で開催される他社の総会案内のようです・・・・・
そして、こちらが開催前の会場の様子です。
通常、株主総会では、写真・録音とも禁止されています。ですが、記者は、読者の皆様に少しでも雰囲気をお伝えすべく、開催前早めに来場し撮影を敢行。
株主用のイスは、105名分用意されていました。会場前の受付で、「議決権行使書」と引き換えに出席票(番号14番)をもらい会場へ。会社は、この番号で出席した株主を把握します。
さすがに上場間もない会社で、しかも知名度も低いようで・・・出席者は約20名でした。女性の参加者は、4~5名だったでしょうか、全体では、男性を含め若い方が数名(この方々は、動物医療関係者?、もしくは、ペット好きが高じて株を買った方?)、あと残りは、純投資目的のおじさん達。。。。そういう記者も傍目から見れば後者の分類に入るのしょうが・・・・
さて、いよいよ総会開始です。会社法の必要要件にそって、粛々と進行していきます。議長は、通常、代表取締役社長が務め、①監査報告、②事業報告、③質疑応答、(決議事項がある場合は、その内容を②の後に説明して質疑応答を尽くしたのちに決を採ります。)と進んでいきます。
この規模の総会では、まじかで社長と接することができ、社長じきじきにこちらの質問に丁寧に回答してくれるので、記者はいつも参加するのが楽しみなのです。ましてや、ペット医療関連の事業となると、聞いてみたいことが・・・
次の記事では、記者と社長の押し問答・・いやいや、そうではなく、質疑応答の様子などをお伝えします。
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