まずは、ビーグルさん登場!
そして、ぞくぞくといろんな犬種の登場です。
ビーグル
神奈川県在住K.N
「ビーグル犬を飼っています。2匹目を飼ったとき、無駄吠えがひどくて苦労しました。かなり神経質なタイプだったらしく、外で人の声がすると吠え、カラスが鳴くと吠え、ほかの犬と遊んでいても興奮するとすぐ吠えます。最初は叱っていましたが、犬の雑誌を読んで、叱るのは吠えるのと同じで、つまり吠え返すということなのでよくないと知りました。そこで、声ではなく、ほかの音で叱るというか、注意喚起をする方法に切り替えました。具体的には大きな音を出す必要があるので、金属製の貯金箱に小銭をいくらか入れて、吠えたらそれを振って、ガチャガチャっという金属音を出すようにしました。吠えていることと不快な金属音の因果関係がわかるように、タイミングよく振ることで、無駄吠えがほとんどなくなりました。もともと神経質なタイプの無駄吠えだったので、不快な金属音が本当に苦手だったみたいです。今では、興奮するとワンと言ってしまいますが、普段はとても静かでいい子です。」
→吠えると嫌な音がする(嫌なことが起きる)、正の罰の効果ですね。
沖縄県在中H.Oさん
「沖縄県に主人の仕事の転勤で引越しをしたと同時に、ビーグル犬を飼うことにしました。家に来た日はとても大人しくて、躾も簡単だろうなと考えていました。しかし、トイレの躾に苦労しました。毎日、散歩に行けるわけではないですので、トイレシートを置き、そこでしてもらうように試みましたが、私と主人が共にお出かけしていない時は必ず家のどこかにマーキングをしているので、どうしたらいいのか悩みました。なお、私はトイレの躾の時に大声で怒ったりするのは犬にとって良くないという事を知っていましたので、怒りたい気持ちを我慢して接していました。しかし、トイレシートに帰ってきた時にしているのを発見してからは、犬用のお菓子などを与えていたら自然とトイレシートにするようになりました。後は、仕事に行く前や出かける前には基本的に散歩をしてから出かける事で改善されました。小さい時に躾した事で、はじめは大変でしたが、後々の事を考えると小さい時に躾をした事はプラスになりました。」
→お留守番のときの躾、これ、苦労しますね。この場合にも褒める効果は絶大のようです。
コーギー
埼玉県在住 e.sさん
「コーギーを生後3か月から飼い始め、最初に苦労したのはトイレの躾でした。初めてのペットだったこともありまったく躾の方法がわかりませんでした。トイレをしてほしい場所に連れていってもしてくれないし、思わぬ場所でされてしまうのです。勉強したことを実践しても思うようにいかず時間もかかりました。トイレの場所を覚えてもらうのにまずは、おしっこを吸ったペットシーツをトイレしてほしい場所においておきました。犬は自分の排泄物のにおいがする場所でするからです。次にトイレをしたい仕草をした時に「ダメ」と声をかけてトイレの場所まで持って運んでいき、同じ場所ですることを繰り返していきました。排泄をしている最中に、「おしっこ」や「うんち」と声をかけて自分がしていることがどういう言葉なのかを覚えさせました。 自分の行為を言葉で覚えさせることと、排泄物のにおいがあることで自分からトイレの場所に行って排泄をするようになってくれました。今ではペットシーツをもって「おしっこ」と声をかければ近くでしてくれるようになりました。」
→個体差はありますが、「おしっこ」という言葉だけでトイレを覚えたなら、賢い子なのでしょう。
東京都在住O.Mさん
「5年前にウェルシュ・コーギー・ペンブロークを飼い始めました。運動がとても必要な犬種だとは聞いていましたが、それよりも驚いたのは無駄吠えでした。通りかかる犬に吠える、人に吠える……声も大きいので、無駄吠えがひどかった時期は本当に大変でした。 しつけの方法をネットで調べたら、無駄吠えが始まったらマズルを押さえる、だめ、と短く言う、と載っており、それを実践しました。ですが、最初はそれで収まりましたが、しばらくすると押さえようとする手から逃れるようになってしまったので、吠えたら空のペットボトルで床をたたき、大きな音で犬が振り向いたら、だめ!というように変えました。 しばらくすると、ペットボトルで床を叩かなくても、だめ、というだけでわかるようになり、無駄吠えの悩みはひとまず落ち着きました。それからも、散歩中はほかの犬を見かけたら出来る限り避けて歩く、あまりほかの人がいない時間帯に散歩する、などを心がけています。」
→ペットボトルでたたく音が嫌だったのを覚えて学習したのですね(正の罰の効果)。また吠える要因そのものをなくす(他の人、犬がいない時間帯に散歩する)のも効果は大きいと思います。
シーズー
大阪市在住 Y.Nさん
「以前、シーズーを飼っていたのですが、初めて犬を飼ったので、よく分からないまま飼い続け、寿命が尽きる前に死んでしまったのもあり、次に同じ犬種を飼ったときは、できるだけストレスを与えないようにしようと、かなり甘やかして育ててしまいました。そのせいで、2匹目のシーズーは、叱られることを知らずに育ってしまい、とても愛らしい可愛い顔をしていて人気者なのに、家の中ではやりたい放題でした。 特に、シーズーはかまってほしいタイプの犬なので、いたずらをしてこちらの気を引きたいと思っているらしく、すぐにいたずらをします。そんなときに、時間が経ってからきつく叱っても、何のことか分からないのと、叱られることを気にしてビクビクしてしまうので、困っていました。そんなとき、いたずらをした瞬間を見つけて、叱る際にも、物の方に向かって叱るようにしました。そうすれば、自分がしたことを分かっているのと、叱られているけれど、緩和することができて、ストレスも溜まらないそうです。」
→直接ではなく、物に向かって声をあがることで、いたずらをしたら嫌なこと(ご主人が怒る声、犬には雑音?)が起こることを学習したのですね(正の罰の効果)。
札幌市在住S.Hさん
「現在飼っている犬はシーズーで、初めてのペットとなります。あまり賢い犬種ではないことはあらかじめわかっていたので、人に見せて受けるような芸は学習させませんでした。生後半年位までの間に苦労したのは、室内でのトイレですが、畳4畳分ほどのスペースを常に新聞とトイレシートで確保しておきました。床をくんくんし始めたらすぐに誘導して、トイレを済ませたらきちんと褒めるようにしました。別の場所で行ったとしても、決して声を上げて注意をしたりせず、黙々と処理をしたほうが犬の方も何か変だと気付きやすいようです。吠え癖に関しては、知人に教えられたのを参考に、家のインターホンと電話の音を録音しておき、それを一日に何度も再生して聞かせるという方法を何か月も試しました。家に人がいると異変を知らせるという意味で、たまに吠えたりもしますが、無駄吠えというのは確実に減ったと思います。留守中の行動は、あまり効果的なしつけがないように思います。何時間もケージに入れておくのは気が引けるので、自由にさせていますが、暑い時期はどうしてもひんやりしたリビングのテーブルに載ってしまいます。しかし、特に余計な注意はしていません。」
→インターホンと電話に対する無駄吠えは、音に慣れさせることが効果的な実例です。音を鳴らすと同時におやつをあげれば、もっと早く良くなったと思います(音が鳴ったらいいことがある→吠えない)。
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