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2014年11月号 vol.2

愛犬との暮らし:中小型犬編~その2-2

2014年11月19日 00:25 by K-Tamaki
2014年11月19日 00:25 by K-Tamaki

まだまだ続きます。

パピヨン

大阪府在住M.Mさん

「子どもが犬を飼いたいと言い出したので、生後3か月のパピヨンを迎えることになりました。独身の頃実家で犬を飼ってはいましたが、庭での外飼いだったため室内犬を飼うなんて生まれて初めての経験で、最初はとまどうことばかりでした。まず、排泄のしつけが室内犬と外飼いでは全く違います。外飼いでは特に厳しくしつける必要はなかったのですが、室内で飼う場合はトイレの位置をしっかり覚えさせなければいけないので大変でした。子犬の頃は、排泄が上手くいくたびに大げさに褒めて何とかプラスチック製のトイレにできるようになったのですが、発情する月齢になると家中にマーキングしたがるようになってせっかくしつけたのが台無しになってしまいました。そのためしばらくは散歩のとき以外トイレのある部屋から出さないようにして、部屋中の壁に「壁貼り用トイレシート」を貼りめぐらしました。そして決まった場所に排泄をするように促しながら少しずつシートの数を減らしていって、トイレの場所を再認識させました。今は、シートを貼ってある場所にきちんと排泄できます。市販のトイレは小さすぎて使いづらいようなので今はシートのみです。」

→かなり努力されたようですね。ワンちゃんもしっかり学習したようですし、根気よく頑張った成果がありましたね。

 

ミニチュアピンシャー

埼玉県Y.Sさん

「ミニチュアピンシャーを飼っています。元々小さめの犬種ではありますが特に個体差として小さく、大人になっても子犬と間違われるほどです。それも影響しているのか気管支も弱く喘息のような咳を季節の変わり目にします。そのためにご飯の際にかきこんでしまうとせき込むのを繰り返していているという状況でした。「お座り」や「まて」も苦手な子で、特に長時間の「待て」の後には余計にかきこんでしまって満足に噛んでもいないようでした。ごはんはカリカリでしたが、あまりにもせき込むのでほんの少しふやかしたものを用意し、一気に全部あげるのではなく少しずつあげるようにすることで段々と出来るようになっていきました。「お座り」に関してもまずは「待て」から出来るように段階を踏んだしつけを行い、一気にやることは無いようにするということで成功しました。特にかきこんでしまう子は消化不良なども心配になるため、ウェットタイプにする前にゆっくり食べられるような環境が必要だと思います。」

→ご飯で苦労されたのですね。季節の変わり目だけではなく、日常的に咳をするようになったら気をつけてください。その咳には、小型犬によくある心臓の病気が隠れている可能性があるので。

 

ベキニーズ

神奈川県在住A.Mさん

「もうすぐ3歳になるオスのペキニーズがいるのですが、ペットショップの育て方が徹底していたらしく、最初はまったく苦労することもありませんでした。きちんとシートで用を足してくれますし、「お手」や「お座り」といった芸もできるとてもいい子でした。しかし突然、なぜか壁や段ボール、タンスなどにマーキングをするようになってしまい、本当に困ってしまいました。シートにする時もあるのですが、ゲージから出したままで私が外出している時や、少し目を離した隙にすぐに自宅の中でマーキングをしてしまうのです。他にも犬を飼っていますし、昔から犬の躾の仕方についてはある程度わかっていたので、改めてトイレを教え直してみましたが、まるで効果がありませんでした。そこで仕方なく、ゲージの外にいる時は犬用のオムツをさせてみたりもしたのですが、蒸れて痒くなるのか、とても嫌がってしまい、それも駄目でした。このままというわけにもいかないので、インターネットで調べてみた所、ストレスでマーキングをすることもあると知り、コミュニケーションを増やすことでだいぶ改善されました。散歩の回数を増やしたのも効果があったのかもしれません。」

→散歩とコミュニケーション、犬のストレス(かまって欲しいけどかまってもらえない)解消にはこれが一番ですね。

 

ポメラニアン

愛知県在住G.Iさん

「我が家では今から約11年前からポメラニアン飼っています。室内犬はおしっこやうんちの躾をはじめにきちんとしておくべきだったと今になって後悔しています。犬は一度おしっこやうんちの臭いをつけてしまうと、そこで何度も用をたす習慣ができてしまうと聞いたことがあります。しかし、我が家の犬はその躾をはじめに怠ったため、どこでも用をたすようになりました。よって、今は家の中で飼ってはいますが、基本はゲージの中で、なかなか部屋で野放しにさせてもらえることは少なくなってしまいました。さらに、我が家は、家を建て替えたばかりで新築なため、臭いが気になるということで、頻繁な掃除が必要となっています。「はじめが肝心。」とよく言いますが、まさに犬の躾もはじめが肝心だと身をもって感じております。ぜひ、犬を飼いはじめた方、おしっことうんちの躾、大変ですが最初に頑張っていただけると、後で犬も飼い主もストレスなく楽しく過ごせるのではないかと思います。」

→今からでも遅くありません、ぜひトイレがうまくできたら褒める、おやつをあげるなどして、トイレが上手にできたらいいことがあると教えてください。

 

ヨークシャーテリア

広島県在住 S.Aさん

「2年前、娘が中学生になったお祝いに義理の両親がヨークシャーテリアの男の子をくれました。  念願が叶った娘と犬好きの夫は大喜びでしたが、実家で何度か犬を飼ったことがあった私は、飽き性の娘がちゃんと世話できるのかと心配でした。私の思いを知っていたのかは分かりませんが、娘は毎日エサをやり、ケージの掃除や散歩も嫌がりもせず、楽しそうにやっていました。  しばらくして、子犬にエサをやる時「待て」を教えることになりました。娘はやんちゃざかりの子犬を相手に、辛抱強く「待て」とエサを食べていいというサインの「よし」を教え、覚えさせることに成功しました。  ところが、それからしばらく後に「待て」と言うと子犬がうなり声をあげて反抗したり、エサを食べている時もあたりを警戒したりし、噛まずに飲み込むようになりました。どうやら、大好きなお姉ちゃんが子犬に夢中なのに嫉妬した小学校3年生の息子が、姉のいない間に子犬に意地悪をしていたようでした。  私は子どもたちと話し合い、仲良く子犬の世話をするように説得しました。ペットの躾には、家族の協力が欠かせないと思いました。」

→犬は嫌なことはよく覚えていますね。家族の協力で問題解決、犬を飼う人間の側からみたむずかしさを感じさせる経験談です。


フレンチブルドック

神奈川県相模原市在住S.Oさん、

「我が家ではフレンチブルドッグという犬種と生活をしています。生活を始める前から、この犬種とともに暮らすのが夢でした。少しだけブサイクだけどそれがなんともかわいく、息遣いも表情もすべてが心を癒してくれます。ですが、この犬種、短頭種といって鼻ペチャ犬で、しっぽがとても短い犬種の為、マズルコントロールなどのしつけも難しく、しっぽの動きで感情を読むこともできません。見た目は強そうで勇ましいですが、実は皮膚も呼吸器も弱かったりします。性格は、とても頑固、ですが心のやさしいところがなんとも言えず愛らしいのです。躾は頑固な性格なので、根気強く注意します。声も普通のトーンではなく、厳しく・低く・強くがポイント。少しでも寂しい思いをすると、嫌がらせもします。いけない場所におしっこをしたり、ウンチをしたり。わかりやすい目つきをしながら嫌がらせをします。ですが根気強く言葉で注意すると、しっかり理解してくれるのでとても躾がしやすい、そして本当に愛らしい犬種なのです。」

→利口だが、かなり頑固な犬種だそうです。なんでも根気強くやることが、この犬種の躾のポイントのようでうね。


さらに続きます。

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