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2020年01月号

個別銘柄への一口コメント~その2

2020年01月27日 12:05 by K-Tamaki

では、中型株についてです。”株探”リストより、中部地方を中心にホームセンターとペットショップを営むバローを追加しました。このバロー、昨年、アレンザ(ダイユーリック)へ役員を派遣して、実質子会社化しています(2019年4月号参照)。

 

①エコトレーディング

 10日に20年2月第三四半期の決算発表をしていますが、経常は1.1億円へ赤字拡大です。確か、昨年4月発表の業績予想では、20年2月期は黒字転換を発表していたはずですが・・・以前から気になっていますが、同社には、業績発表(好転予測)→下方修正、の悪い癖があるようです。大風呂敷を広げては、結果、パッとぜす、これの繰り返しではマーケットからの信用ガタ落ちです。チャートでは日経、全体が戻りを試す展開の中、完全に置いてきぼり、いまで2018年末の株価が回復できていません。原因は、どうも会社の情報開示姿勢にも問題があるからでしょう。株主総会出席の機械があれば、指摘してやりたいものです。

②アレンザ(リック)

会社発表の最新データでは、12月の既存店売上が対前年同期比で△4.9%、3ケ月連続で前年割が続いているとのことです。しかし、10日発表の第三四半期決算では、経常が対前年比81%増、計画比進捗率92.5%。この発表を受けて、株価は本決算での上方修正期待で一気に挽回しました。”株探”での決算予想では、経常対前年比5.1倍などととんでもない増益予想をしていますが、流石にこれには届かないでしょう。この予想では、売上は74%増、既存店売上の低下率から観ると、バローとの合弁効果での新店舗分加算による売上増、ひいては増益を織り込んでの結果でしょう。福島地盤のダイユーの業績が伸びたのではありませんね。合弁、吸収合併で拡大路線へ、それは理解できますが、勝負はこれからです。合理化、業務効率化により、今後も増益が拡大できなければ、会社として独自の強みを出せなければ、より大きな会社に飲み込まれるかもしれません。現在、バローの持ち株比率50.6%。これは、前述した三菱ケミカルの三菱田辺製薬へのTOB前の比率に近いものです。アレンザにも、「親子上場解消の指針」が大きく影響して、プレミアムを乗せたバローからのTOB提示があるかもしれません。記者は、持ち株(含み損でも)継続保有です。

③バロー

チャートから見ると、株価推移はなんとも興味深いものがあります。2月、アレンザとの合弁事業展開(アレンザを実質子会社化)の発表をしてから、急落。そしてGW前にかけて戻りを試し、そこから再度暴落、現状もパッとしない株価です。 マーケットはこの合併を評価していなかったようです。この会社、3月決算で第三四半期発表は2月6日です。現在発表されている第二四半期実績は、いずれも対前年比で連結売上+20.4%、営業利益△1.9%、経常△4.4.%となっています。売上のみ合併効果で大幅増? ちなみに、前回までの通期経常は対前年比14%増、で、第二四半期の計画に対する進捗率は44.8%となっています。次回の決算発表を注視しておきましょう。同社にアレンザのTOBをかける体力があるのか否かも含めて。

 

 

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