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2015年01月号 vol.1 「ペットと暮らす(一人暮らしの)独身女性は婚期を逃す!?」

この子がいるから・・~愛して尽くして、そして癒されて♪

2015年01月12日 16:13 by K-Tamaki
2015年01月12日 16:13 by K-Tamaki

 だれもが抱くこの感情・・・そして、段々と想いは大きくなり・・

東京都在住・トイプードル・M.Kさん

「就職を期に上京し、マンションで一人暮らしをはじめました。学生時代は家族と暮らしていたため、仕事から疲れて帰宅しても出迎えてくれる人もおらず、1人で夕食をとって寝る生活に疲れてしまいました。就職してからの上京だったため、友人もほとんどおらず、休日は1人で買い物をして家事をするだけ。お金はたまるのですが、一週間で喋るのは職場の人が8割。たまに地元の友人と電話をすると友達同士で買い物をしたり、旅行に出かけたりととても楽しそうで、逆に落ち込んでしまいました。そんな時にテレビで、ペットと暮らしてストレスを軽減させるという番組を見ました。また、その番組に出演している女優さんがトイプードルを飼っていて、そこで紹介された写真がとてもかわいかったのです。もこもこした毛皮とつぶらな目で、こんな子が私の部屋にもいたら、仕事帰りの疲れも吹き飛ぶし、いまのストレスだらけの生活も変わるのではないかと思いました。早速次の週末にはペットショップをめぐり、トイプードルをお迎えしました。それからはその子中心の生活です。仕事から帰ると飛び跳ねて喜んでくれ、私が疲れているときは励ましてくれます。そんなうちの子がかわいくて、1人で留守番する時間が短くなるように、仕事帰りの飲み会などはできるだけ断るようになりました。どうしても断れないものがあっても、二次会などには参加せずすぐ帰ります。職場の同僚と持ちあがる小旅行の話も、ペットホテルなどに預けるのが可哀想なので断っています。初めのうちは飲み会やお茶という名の合コンにも頻繁に誘われていたのですが、最近はもう誘われなくなりました。
トイプードルが私の家族の一員になって3年。友達に結婚や彼氏のことを聞かれると「私にはこの子がいるから、そういうのいらない」と言っていましたが、最近辛くなってきました。知らない間に地元の友達は殆ど結婚して出産。2人目を授かって幸せそうな子もいます。私はといえば、今更合コンに誘って欲しいとも言いづらく、彼氏はいないまま。それどころか誰かを紹介してくれそうな友達もできないままです。
そもそも付き合うとしても、まず犬が大丈夫な人じゃないとダメだし、なついてくれるかが心配です。一緒に旅行やお泊りなんて出来ないのじゃと思ってしまいます。この間、職場の後輩に「彼氏いないんですか~?」ときかれた時、とうとう同僚から「この人はトイプードルが彼氏で子供だから」と笑いながら言われてしまいました。このまま同僚の言葉通り、ペットだけが家族の独身女として10年20年たっていくのかと思うと、友達も彼氏も作らずペットを飼い始めてしまったことを後悔しています。」

→愛犬が懐く人を選びましょう。犬は、人を見る目は確かです。

福島県在住・トイプードル・T.Tさん

「子どもの頃から、実家で常に動物と一緒の生活の中で育ってきました。実家は福島県の都市部から離れた所だったので、田んぼや畑に囲まれ常に犬や猫が数匹同居していて、近所では鶏や牛などを飼っていて、のどかな所での暮らしが当たり前だと思っていました。進学を機に実家から離れて、同じ福島県の市部に進学して一人暮らしを始め、そのまま土地で就職しています。学生の頃は色々と目新しいことが多くて、毎日があっという間に過ぎていましたが、就職してから3年たった頃、何だか色々疲れてしまった時期があり、子どもの頃のように動物と一緒に生活したくなりました。ハムスターとか小鳥などの小動物でも飼ってみようかなと、出かけていったペットショップで今のうちのトイプードルと出会ってしまったのです。まさに一目惚れです。結局ペットと暮らせるマンションに引っ越すことにして、その子と住むことに決めました。犬を飼ったことは大正解でした。色々なストレスを貯めていたことがありましたが、家に帰れば可愛い子が出迎えてくれると思えば、不思議と仕事も頑張れるようになるものです。早く帰らなければ私の帰りを大人しく待っているペットがかわいそうなので、仕事も効率良くこなすことが出来るようになり、会社での評価が上がったのはラッキーでした。
トイプードルは見た目も可愛いのですが、うちの子は性格も優しい子で、一緒にいると時間を忘れてしまいます。そんな訳でペット中心の生活でも全く困らなかったのです。とはいえ、私も一応お年頃の独身女性なので、彼氏が欲しい気持ちもあります。ある時会社のイベントで、色々な仕事の人と交流する場面があったのですが、その時に知り合った男性と気が合い何回かデートをしました。このままお付き合い出来ればいいな、と思っていたのですが長続きしませんでした。原因はやはり、私がペットを可愛がりすぎたことです。
お相手の男性は。それほど動物に興味がなかったので、何かというとペットを気に掛ける私の態度が理解出来なかったようです。一緒に食事に出かけても、夜遅くなると時間が気になってしまうし、ドライブに行ってもせっかく一日ペットと一緒にいられたのに、今頃どうしているかなと考えてしまいます。そんな私の態度が面白くないのは当然だと今では良く理解出来ます。結局いつの間にか、お誘いもされなくなり自然消滅でした。後悔していない訳ではありませんが、彼氏よりペット優先な私には、この先結婚相手が見付かること無いのかと思うとそれは悲しいものです。」
→第1条件、動物好きな人で探せばいいのです。きっと見つかります。

山形県在住・ミニチュアダックス・MIさん

「私は33歳、看護士をしています。栃木県出身で、両親は共働きで私は一人っ子だったので、寂しくないようにと外では雑種、家の中ではマルチーズを3匹飼っていました。友だちと遊びに行くときも犬も一緒、家族旅行も犬も一緒の生活でした。私は小さな頃から母親みたいな看護士になるのが夢だったので、高校を卒業後、看護学校に進学しました。本当は一人暮らしに憧れていたので県外の学校に行きたかったのですが、一人暮らしはまだ早いと両親に反対され、地元の学校へ実家から通いました。看護学校を卒業後、念願の一人暮らしの為、実家を離れて山形県の病院に就職しました。おしゃれなマンションを借りて、長年憧れていた一人暮らしをはじめました。最初の1~2ヵ月は家具を揃え、自分で家事をすることが新鮮で楽しかったのですが、すぐにホームシックになりました。慣れない職場の人間関係や仕事、一人暮らしのストレス1年で10kg以上痩せた程です。実家にいたころは朝起きれば朝食が用意されているし、昼は弁当を作ってくれ、夜ももちろん夕食を作ってもらっていました。母は看護士として働きながらも食事や家のことをきちんとこなしていて、親のありがたみを改めて知りました。家事の面倒くささや寂しさ、仕事の残業や夜勤の多さにストレスがたまり、仕事辞めて実家に戻ろうかと考えていた頃、遊びに来た友人がミニチュアダックスフンドの赤ちゃんが産まれたから貰ってくれないかと言ってくれたのです。私は犬が大好きだし、私の住んでいるマンションはペット可なので、迷うことなく犬を貰うことにしました。実際に産まれた4匹を見せてもらい、唯一メスだった一匹を譲ってもらうことにしました。犬を飼い始めてから生活は一変しました。犬がいることで気分が明るくなり、休日は家にこもりっきりで1日ゴロゴロしていたのが、犬の散歩に出かけたり、家の掃除をしたりと活発に動くようになりました。ちょうどその頃、仕事にも慣れてきて仕事にやりがいを感じるようになりました。犬の世話と仕事におわれ、気づけば33歳の独身です。彼氏もいたことはあったけど仕事の残業や夜勤が多くて疲れて会うのが面倒くさくなってしまったり、裏切られたりで長くは続きませんでした。正直、ここ5年以上彼氏はいませんし、彼氏がいないことに寂しさも感じていません。でも、あの時仕事を辞めて地元に戻っていたらとか、あの時犬を飼わなかったらとか考えると後悔も感じています。」→でも地元に戻らなかったから成長できた、犬を飼ったから救われた。そうも感じているのではありませんか。

広島県在住・ポメラニアン・M.T.さん

「私は、小さい頃から動物が大好きでしたが、母親は動物が苦手であったために、ペットを飼う事はできませんでした。大学生になった私は、実家を出て遠方地で一人暮らしをする事になり、念願のペットの飼育を考えるようになりましたが、学生の独り暮らしは、何かとお金がかかり、忙しく、ペットを飼う事はできずにいました。ハムスターやウサギを飼っている友達が旅行等で長期に家を留守にする際には、私は喜んでペットの世話を買って出ていました。今後も、飼う事のない人生を選択していたらと、今さらながら後悔しています。
社会人になって半年を経過し、仕事に慣れた頃、再びペットを飼う事を考えるようになりました。そのような時、友達からポメラニアンの子犬が生まれ、飼い主を探している事を相談された私は、即座に立候補しました。
私の元にやって来たポメラニアンはとてもおとなしい気性でほとんど吠える事がなく、マンションの近隣住人に迷惑がかからないように鳴き声を注意する必要がありませんでした。そのかわり、とても甘えん坊でいつも一緒にいる事を好み、私が帰宅すると、足元で跳ねて喜び、出掛ける際には連れていってほしいとばかりに、私の側にいようとしました。
友達と旅行に行く機会があり、ペットホテルに預けた際、私のポメラニアンはとても悲しそうな顔をして私を見つめ、行かないでとばかりに鳴いていました。迎えに行くと、檻の中でブルブルと隅っこで震えており、とても申し訳ない事をしたと思い、反省しました。彼氏ができても、ポメラニアンが体調不良の際には、デート中にその事ばかりが頭を駆け巡り、上の空になった事は数えきれません。そのため、なかなか長続きせず、結婚に至る気配がありません。しかし、私にとっては、ペットのポメラニアンが何にも変えがたい存在であり、譲る事ができないのです。このまま独身でい続ける事を寂しい、悲しいと思う気持ちやペットを飼わなければよかったという後悔もありますが、大好きなポメラニアンとじゃれあっているとそのような事は全て忘れ、幸せ一杯の気持ちになります。
いずれはポメラニアンが先に逝ってしまうと思いますが、私は、最期まで一緒にいたいと思いますし、どんな時でも私により添ってくれるポメラニアンにどれほど救われたか分かりません。一生を添い遂げる結婚相手が唯一無二の存在であるように、ペットも同じ位に大切な存在のため、受け入れてくれる相手を見つけたいと思っていますが、非常に難しく、婚期が遠退くばかりです。」

→良くできた利口な子なのですね。きっと受け入れてくれる人は見つかります。そう信じることです。

愛知県在住・コーギー・K.Tさん

「私は実の両親・兄弟と仲が良くなく、高校を卒業したら絶対に家を出ようとそれだけのために受験勉強をしているような女でした。結果無事第一希望の大学に合格し、順風満帆な一人暮らし生活のスタートだと思っていたのですが現実はそう甘くはありませんでした。「この学部はにほんにここしかないから」という理由でその大学を選んだのですが、地方都市なせいか地元受験をしているひとがほとんどを占め、周りの他の子は友達がいっぱいいるけど私は孤立という状態に。人見知りである私はこれが大学卒業まで続きました。
でも地元に戻るのも変なプライドが邪魔をして結局卒業後もその地に残って就職したのですが、大学時代のトラウマのせいかここでも同僚や上司とうまくつきあえずにいました。そんなとき動物好きな私が立ち寄った1件のペットショップで、いわゆる運命を感じる犬に出会ったのです。それは子供のときに大好きで毎回かかさずに見ていた某人気アニメに登場した犬と同じコーギーで、色はもちろん柄の具合もそのキャラクターにそっくりだったので、私はマンションの管理会社に即連絡、許可をもらったうえで購入しました。
犬を飼ったことがそれまで無かったので、やれ散歩だ、やれトリミングだとめまぐるしい毎日(元からインドア派なので)でしたが、そんなのが全く苦じゃないくらいコーギーの「アインくん」を溺愛していました。コーギーは非常に頭のいい犬種なようで、私になにかあったときは頬をなめてくれ、非常に頼りがいのある相棒と化していました。気づけばちゃんと付き合い程度には飲んでいた飲み会も誘われることは無くなり、ただただアインくんに尽くす毎日。お腹が減っているかもしれない、寂しくて鳴いているかもしれない・・・そういった考えが仕事中も襲いかかり、私は仕事以外のとき、ほとんど家にひきこもるようになりました。
会社の後輩の寿退社や、SNSでしか知らされない友人の結婚報告をみて、たまに部屋でひとりで泣くこともあります。私は一生独り寂しく生きていくのだろうか、このままずっと独身のままで人生を終えるのだろうか・・・そんな涙をアインくんは今日も暖かい舌で拭ってくれます。数年前なら「アインくんがいてくれればそれでいいんだよ」と笑えたかもしれませんが、今の私は状況が違います。私自身三十路を超えお世辞にも美人と呼ばれる部類ではないですし結婚は諦めています。しかしそれよりも大事なのはアインくんの寿命。なぜ犬と人間の余命の差を考えていなかったのか、それだけを後悔しています。」

→犬は亡くなっても飼い主の側に寄り添い、守ってるといいます。きっとアイン君は永遠に貴方とともにいます。

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